空き家相続について

相続空き家対策室にご相談いただく多くの空き家は、両親が住んでいた自宅(実家)です。相続した土地や建物の活用相談はもちろん、長い間空き家になってしまっている家は、相続問題が複雑に絡み合ってしまっているものも多くあります。

相続問題の解決には、多大な労力、費用、そして時間もかかってしまいます。相続に関する正しい知識を持ち、備えることが重要です。既に相続問題が起きてしまっている場合、問題を整理して、どのような問題があって、誰に何を相談すれば良いかを把握することが問題解決の第一歩となります。


相続が起きるとさまざまな手続きが必要となります。ただ、相続発生後は法事も多く、気付いたら手続きができる期間が過ぎてしまうというお話は少なくありません。相続手続きは期限と、どの手続きを自分で行い、どの手続きを専門家に任せるかを決める必要があります。

空き家などの不動産で相続が発生した場合、その空き家を管理する責任は相続の権利がある人全員で共有します。適切な管理ができておらず、他の人に損害を与えてしまった場合(例:相続した実家の屋根が台風で飛んでしまい人にケガを負わせてしまう、隣の家の窓ガラスを割ってしまった場合など)、その責任は相続人である子供たちが負うことになります。


相続協議が終わるまでの実家、空き家や空地の管理委託費については相続協議が終わるまでの間に相続財産(現金含む)を使ってしまうと、借金を含めた相続財産全てを単純相続(全ての権利義務を相続すること)したことになってしまい、その後相続放棄ができなくなってしまいます。ただ、空き家の維持管理をするための費用は、相続財産から支払いをしても単純相続の原因にはなりません。相続空き家対策室が提供するような空き家管理の費用や、屋根が飛ばないように修繕する費用などは、相続財産から支払うことも可能です。

何から手をつけていいか"わからない"方へ

空き家を所有している場合、いつ頃にどうしたいかをまずは考えることが重要です。「3回忌が終わった後には売却したい」、「荷物の整理を1年くらいかけてやって、その後は人に貸したい」などの予定を立てることで、それまでの管理方法などを決めることができます。

ただ、このような予定を立てていくには具体的なアドバイスが欲しいという方も多いです。

そんな方のために当対策室では、空き家・空き地の管理方法や活用方法のご相談を無料で承っております。

お気軽にご相談ください。